身体を動かす習慣づくり

身体を動かすことの重要性

うつ病になると心も身体もしんどくなって、なかなか動けない人も多くいます。しかし、適度に身体を動かすことは良い影響をもたらすのです。うつ病は脳の病気で、感情に作用する神経伝達物質の分泌が少なくなることで発症します。神経伝達物質の分泌を促進させるためには、身体を動かすことが有効です。感情をコントロールできるため、症状も自然と和らげることができるのです。また、身体を動かすのは気分転換にもなります。塞ぎ込みがちだと悶々として、同じ悩みをずっと引きずったり気分が沈みやすくなります。身体を動かすとリフレッシュ効果も高まるため、気分を上げたい時にもってこいなのです。 さらに、運動不足を解消することで生活習慣病の予防にもなります。このように、身体を動かすことは理にかなっているのです。

適度に身体を動かす方法とは

身体を動かすことは重要ですが、無理は禁物です。うつ病によってすでに心身ともに消耗している状態のため、激しい運動は逆効果になります。大切なのは、適度に継続することです。身体を動かすというと外に出るイメージを持つ人も多くいますが、室内でも可能です。例えば、ストレッチやラジオ体操などです。身体を伸ばして凝り固まった筋肉をほぐすだけでも効果は十分発揮されます。毎日決まった時間に行うことで、習慣づけることができます。忘れっぽい場合は、アラームなどを活用しましょう。

外に出ることが億劫でない場合は、積極的に出かけてみましょう。景色を見たり、楽しいことを考えながら身体を動かすことで、脳の活性化にも繋がります。